創設時(2015年)のテーマ:高等学校における歴史系新科目(歴史基礎など)のあり方
*以下は創設時に交わされた議論の要旨
*以下は創設時に交わされた議論の要旨
高等学校における歴史系新科目(歴史基礎など)のあり方を担当する第3部会には、40人弱の人が参加し、油井大三郎の司会のもとで活発な議論が行われた。油井は、この部会では、歴史教育の内容を現場の状況を踏まえて、ボトムアップで提案していく必要性を強調し、今文科省で検討されている「歴史基礎(仮称)」は、日本学術会議が、世界史未履修問題から明らかになった歴史教育の状況を改革する「提言」を踏まえていることを述べた。
分科会での討論は、「歴史基礎」の具体化をめざすことを前提に、文科省の研究開発学校になっている神戸大学付属中等学校のプランなどが報告され、取り扱う時代、歴史学習の基礎学力、入試との関係、担当教員の現状など、様々な意見が出された。この出された意見を集約し、新しい歴史科目を構築していくことが今後の課題となった。そのために、ワーキンググループとして高大双方から6人が選ばれ、部会長に君島和彦(東京)、副部会長に藤村泰夫(山口県)が選ばれた。