第4部会では昨年2024年の秋よりワーキンググループ(WG)が発足し、「歴史的思考力を問う入試の“持続可能な”作り方」を検討することを目的に、1か月に1回のペースで報告会を行ってまいりました。まだまだ完成というわけではありませんが、これまでの研究成果を会員の皆さまに共有させていただきたく、この度WG成果発表会を6月8日(日)にZoomにて開催することとなりました。奮ってご参加ください。
【WGの趣旨】
今年は歴史総合・世界史探究・日本史探究がはじめて入試科目として本格的に導入された年です。ただ、私立大学一般入試や国公立二次試験においては、作問の難しさなどの問題が立ちふさがり、共通テストのような思考力重視の問題を用意することが困難なのではないかと予想されます。はたして、一問一答やニッチな正誤問題、単なる時系列的な説明や用語集的説明の記述のような従来型の出題からどう転換すればよいのか、また史資料をどのように問題に活用するのかなど、大学の作問者には難しい課題です。そうした状況において高大研第4部会では、新課程対応の作問に習熟していない作問者でもすぐに適応可能な、ハードルがあまり高くない“持続可能な”作問方法を提案することを目的として、WGを発足させました。大学の入試作問者にとって有益であると同時に、高校での入試対策にも具体的に役立つことを目指しています。
【日時】2025年6月8日(日)13:00~17:00
【会場】オンライン(Zoom)
【参加費】無料
【プログラム】
- 歴史的思考力を問う入試問題の“持続可能な”作り方
まとめ報告:北村厚(神戸学院大学)
個別説明:大橋康一(立命館守山高等学校)、津野田興一(都立立川高等学校)、苧野瑞生(西大和学園中学校・高等学校)、千葉康平(北海道高等学校遠隔授業配信センター)、丸小野壮太(常磐大学高等学校) - 「歴史総合・日本史探究/世界史探究の入試問題のあり方に関する提言」案
津野田興一(都立立川高等学校) - 質疑応答
参加に際しては事前申し込みが必要となります。参加希望の方はこちら(Googleフォーム)よりお申し込みください。