創設時(2015年)のテーマ:大学における歴史系の教養教育や教員養成課程のあり方
*以下は創設時に交わされた議論の要旨
*以下は創設時に交わされた議論の要旨
大学における歴史系の教養教育と教員養成課程のあり方を問う第5部会には、30人が参加し、岩井淳の司会のもとで議論がかわされた。参加者には、高校や大学の教員以外に大学院生も含まれていた。
最初に自己紹介を行なったが、その中で各大学や高校、研究会での取り組みが紹介され、変貌を余儀なくされる歴史系の教養教育と教員養成課程の姿が浮き彫りにされ、とても興味深かった。自己紹介後に司会からお願いして、歴史系の教養教育について大阪大学の取り組みを秋田茂に、歴史系の教員養成について静岡歴史教育研究会の実践を浜松西高校の松井秀明にお話しいただき、意見交換を行なった。そこでは、大学の教養教育が高校教育からの入口となり、高校教員などを養成する教員養成が高校への出口となることが確認され、ともに高大連携の観点から見て重要な意味をもつことが認識された。
今後は、教養教育と教員養成課程について各大学のデータを集め、現状を把握することが必要であろう。その作業に着手し、提言をまとめるためのワーキンググループを高大双方から8名選出した。部会長には岩井、副部会長に戸川点(都立町田高校)が選ばれた。今後の活動はメールでの提案・討議などを軸としながら、第5部会や高大連携歴史教育研究会のメンバーとの意見交換を進めていきたい。